シニアにLINEを伝える時のたった3つのコツ(30年経験)
LINEを教える時、長々と説明してませんか
宮城県亘理郡山元町で、ITカンパニーみやぎという屋号で個人事業をやっている田所信幸といいます。30年、山元町・亘理町・岩沼市・名取市・角田市・柴田町・大河原町・仙台市南部で、シニア家庭の出張IT相談を続けてきました。
30年やってきて、シニアの方にLINEを教える機会は数えきれません。たぶん500人以上の方に教えてきました。
最初の頃は、機能を1個ずつ丁寧に説明していました。「これがホームタブで、ここがトークタブで、こちらがニュースタブで…」と。結果、何も伝わらないんです。シニアの方は、覚える順番が違うと、最初の3分で諦めます。
30年やってきて気付いたのは、シニアにLINEを教える時、ポイントはたった3つだけ、ということです。これさえ押さえれば、80歳でも90歳でも、LINEで家族とやり取りできるようになります。
逆に、3つを押さえずに細かい機能を説明しても、絶対に伝わりません。今日はその3つだけ書きます。
コツ1. 最初の30分で「孫からの返事」を体験させる
これが一番大事です。
シニアの方にLINEを教える時、私は最初の30分以内に必ず、お子さんかお孫さんに「テストメッセージを送って、すぐに返事してもらう」というのをやります。
「おばあちゃん、LINE始めたよ」と本人に送ってもらい、お孫さんから「やった、おばあちゃん!」と返事をもらう。この30分で、LINEが「楽しいもの」「自分にとって意味があるもの」に変わります。
これをやらずに、いきなり「友だち追加の方法」「グループの作り方」「スタンプの送り方」を説明すると、シニアの方は「これは私には関係ない世界の話だ」と思って、すぐに諦めます。
亘理町の82歳のおばあちゃんを思い出します。最初の30分で、千葉に住むひ孫さんと初めてLINEのやり取りをして、「ひ孫の顔をすぐに見られるなんて」と感激して、その日から毎日LINEを使うようになりました。
岩沼市の78歳の男性は、息子さんがアメリカに駐在中で、最初の30分でアメリカと日本のLINE通話を成功させて、「もう国際電話なんていらないな」と笑顔になりました。
LINEは、機能じゃなくて「人とつながる体験」を最初に渡すのが鉄則です。事前に、お子さん・お孫さんに「今日◯時頃にお母さんから初めてのLINEが来るから、すぐ返事してほしい」と頼んでおくと、当日のスタートがスムーズです。
コツ2. 「3つだけ」覚えてもらう。それ以外は教えない
これが2つ目のコツです。
シニアの方にLINEを教える時、最初に教えるのは3つだけです。それ以外の機能は、最初は一切教えません。
3つというのは、これです。
- メッセージを読む(トークを開いて、文字を見る)
- メッセージを送る(返信を打って、送信ボタンを押す)
- 電話する(電話マークを押して、ビデオ通話を始める)
これだけです。
スタンプの送り方も、画像の送り方も、グループの作り方も、最初は教えません。
なぜかというと、シニアの方は一度に覚えられることに限りがあるからです。一度に5つ6つ教えると、全部忘れます。3つだけに絞れば、確実に覚えていただけます。
3つを覚えて、1ヶ月くらい使い続けて、慣れてきた頃に「次はスタンプの送り方を覚えますか」と聞きます。「もう覚えたい」と言われたら、追加で1つだけ教えます。
山元町の70代の女性は、最初の3つで満足して、半年間そのままでした。半年後に「孫がスタンプを送ってくるから、私も返したい」と言われて、4つ目としてスタンプの送り方を教えました。
岩沼市の85歳の男性は、半年経っても3つのままで、それで充分満足しています。「メッセージと電話があれば、必要なことは全部できる」とおっしゃっています。
機能を絞ることが、シニアの方にとって「使い続けられるLINE」になります。
コツ3. 困った時の「逃げ道」を教える
これが3つ目のコツです。
シニアの方は、画面が固まったり、変なメッセージが出たりすると、パニックになります。パニックになると、LINEを触ること自体が怖くなって、使わなくなります。
なので、最初の段階で「困った時の逃げ道」を必ず教えます。具体的には、これです。
困ったら、ホームボタンを押す 画面に何か変なものが出たり、操作がわからなくなったら、スマホ本体の下の方にある丸いボタン(または下から上にスワイプ)を押す。これでホーム画面に戻れる。何が起きてもこれで「リセット」できる。
困ったら、誰かに電話する ホームボタンを押してもダメな時は、私(田所)か、息子さん・娘さんに電話する。LINEで困った時は、電話で聞くのが一番早い。
困ったら、無理に何かのボタンを押さない 画面に「OK」とか「同意する」とか「インストールする」というボタンが出ても、何かわからない場合は押さない。押す前に必ず誰かに聞く。
この3つの「逃げ道」を最初に伝えておくと、シニアの方は安心してLINEを使えます。
亘理町の75歳の女性は、最初に「困ったらホームボタン」を教えてから、LINEに対する怖さが完全になくなりました。「何があってもホームに戻れるってわかってると、安心して触れる」とおっしゃっていました。
詐欺メッセージ対策にも、この「逃げ道」は重要です。怪しいリンクを「押す前に必ず誰かに聞く」というルールが習慣化していれば、被害は激減します。
3つのコツを使った、初回レッスンの流れ
ここまでの3つのコツを使った、シニア向けLINE初回レッスンの流れを書いておきます。
事前準備(15分)
- LINEアプリのインストール、アカウント作成
- お子さん・お孫さんを「友だち」に1人だけ追加(複数追加すると混乱する)
- 不要な機能(タイムライン、ニュース、Pay)は非表示設定
レッスン本番(45分)
- 最初の10分:お子さん・お孫さんと「初めてのLINE」体験
- 次の10分:メッセージを読む・送る練習(5回繰り返し)
- 次の10分:ビデオ通話の発信・受信練習
- 次の10分:困った時のホームボタン、逃げ道の確認
- 最後の5分:「次回までに5回はLINEを使う」宿題
その後のフォロー
- 1週間後に電話で「LINE使えてますか」と確認
- 困りごとがあれば追加で出張1回(山元町・亘理町は無料)
このパターンで、岩沼市・亘理町・山元町・名取市・角田市のシニア家庭、90%以上がLINEを継続的に使えるようになります。
やってはいけない3つのこと
逆に、シニアの方にLINEを教える時、絶対にやってはいけないことも書いておきます。
-
「簡単ですよ」と言わない シニアの方にとって、LINEは全然簡単じゃありません。「簡単ですよ」と言われると、できなかった時に「私がダメなんだ」と落ち込みます。「最初はみなさん戸惑いますよ」と伝えるのが正解です。
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一度に複数の機能を見せない 画面のあちこちを「ここがこうで、こっちがこうで」と説明すると、何ひとつ覚えられません。1画面1機能を徹底します。
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「これくらいできるでしょう」と言わない シニアの方は、画面の小さな文字、細かいボタン、微妙な操作が本当に難しいです。「これくらい」と言われると、できない自分を責めます。
私の30年の経験では、シニアの方は教え方さえ正しければ、80歳・90歳でもLINEを使いこなせます。問題は、教える側のスキルです。
子世代の方が親に教える時に意識すること
最後に、子世代の方が田舎の親にLINEを教えたい時のアドバイスを書きます。
帰省した時に「短時間で全部教える」のはやめましょう。3時間で全機能を教えるより、1時間で3つだけ教えて、後はLINEで遠隔フォローする方が、結果として身につきます。
電話やLINEで「これどうやるの」と聞かれた時、画面操作の説明を文字や音声でするのは難しいです。むしろ「次に帰省した時に教えるから、それまで使わないでいいよ」と一度諦める方が、親御さんを混乱から守れます。
どうしても遠隔でサポートが難しい場合、山元町・亘理町・岩沼市・名取市・角田市にお住まいなら、私が出張で行きます。お子さんが東京・大阪などにお住まいで、親御さんが宮城南部にいらっしゃる場合、リモートでお子さんが困りごとを把握しつつ、現地は私が対応する、というパターンも30年でたくさんやってきました。
ITカンパニーみやぎへのご相談
山元町・亘理町・岩沼市・名取市・角田市・柴田町・大河原町・仙台市南部のシニア家庭向けに、出張ICTサポートを承っています。
- シニア向けLINE初回レッスン(1時間)
- スマホ・タブレットのトラブル全般
- ご家族のスマホの遠隔サポート相談
- LINE・PayPay・マイナンバーカードの登録代行
- ネット詐欺・偽メッセージの対処
最初のご相談は無料です。お子さんが県外にお住まいで、親御さんのIT困りごとをサポートしてほしい、というご依頼も大歓迎です。
- 電話: 050-1058-0067(9:00〜20:00)
- メール: info@it-miyagi.com
- LINE: @880hokvx
亘理郡で30年、500人以上のシニアの方にLINEを教えてきた個人事業主として、お役に立てればと思います。
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